先日の記事で、「上達しない英会話レッスンの受け方」についてお話ししました。
英会話レッスンを受ける場合、以下の1と2では、2の方が英会話の上達が早いという話ですね。
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1. 自分が話した英語をその都度、ネイティブに訂正してもらい、正しい表現に訂正していく。
2. 間違った英語でも訂正せずに、どんどん話すように促してもらう。
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まだ読んでいない場合は、以下のページで読んでください。
⇒上達しない英会話レッスンの受け方
今日は、英会話学習で成功するコツについてお話しします。
それは、「できるだけ短期間に簡単な会話できるようにすること」です。
「それをやろうとして苦労している」
というのが本音だと思いますが、「簡単な英会話」という部分がミソなのです。
どういうことかと言うと、中学や高校の英語では、現在完了や不定詞、関係代名詞、過去完了、分詞構文など、英会話で使いこなすのが難しい文法を習います。
これらを英会話でペラペラっと使いこなせれば格好いいのですが、これらを使いこなせるようになるには、けっこう練習が必要です。
話そうと思った瞬間に、
「これって過去形でいいのかな?現在完了なのかな?」
なんてことが気になってしまうからです。
最初から関係代名詞を使いこなすなど、不可能と言っても過言ではないでしょう。
無理に使おうとすると、頭の中が真っ白!になるのがオチです。
でも、「簡単な英会話ができる」ことを最初の目標にして、現在完了や不定詞などはすべて切り捨ててしまえば、英会話はずっと簡単になります。
「過去形か現在完了か?」
などで迷わなくて済むからです。
それなら、
「とりあえず過去形を使えばいいや、えい!」
と、すぐに言えますよね。
もちろん、現在完了を使うべきところで過去形を使えば、それは正しい英語ではありませんし、ネイティブには変な英語に聞こえることでしょう。
でも、「今は意思伝達できればいい」と割り切ってしまうわけです。
難しい表現を使おうとして何も言えなくなるより、簡単な英語でも意思伝達できる方がいいわけですから。
それで、「簡単な英会話」がスムーズにできるようになってから初めて、現在完了や不定詞を使うというように、少しずつレベルアップしていくわけです。
短期間に英会話を上達させたいなら、このように「簡単な英会話」から始めるのが効率的です。
ただし、自分は「簡単な英会話」に徹するとしても、相手は現在完了や不定詞などを使ってきます。
だから、相手の話を理解できるように、最低限の知識は身に付けておいた方がいいですね。