仕事であれ趣味であれ、その分野で日本一になろうとすると、途方もない努力が必要になります。
たとえば「英語力で日本一になる」という目標を掲げたとしましょう。
現実的に考えて、日本一はおろか、上位1000人以内に食い込むことすら至難の業です。
しかし、目標を「ナンバーワン」から「オンリーワン」に変えると、話は180度変わります。
しかも、そのための方法は驚くほどシンプルです。
答えを先に言うと、「複数のスキルを組み合わせること」。
これだけです。
掛け算思考でライバルが激減する仕組み
英語を例に考えてみましょう。
日本には英語が話せる人、読み書きができる人が数えきれないほど存在します。
ですから「英会話ができる」「TOEICで900点超えている」というだけでは、好条件の仕事や高収入には結びつきません。
理由は単純で、同じことができる人がほかにいくらでもいるからです。
しかも上には上がいる世界なので、よほど突き抜けた実力がない限り、あなたは「その他大勢」の一人として埋もれてしまいます。
ここで「英語」に「翻訳スキル」を掛け合わせるとどうなるでしょうか。
仮に日本人の10人に1人が英語を使えるとすると、あなたはその時点で「上位10%」の人材になります。
さらに、そのうちの10人に1人が翻訳スキルを持っているとすれば、翻訳を習得することで「上位1%」、つまり100人に1人の希少な人材へとランクアップします。
そこにもう一つ、ITや金融など何らかの専門知識を掛け合わせれば、そのうちの10人に1人という条件で「1000人に1人」の人材になれるのです。
数式にするとこうなります。
英語力 × 翻訳スキル × 専門知識 = 圧倒的希少性
スキルを掛け合わせるほど、ライバルの数は指数関数的に減っていきます。
「完璧じゃなくていい」という朗報
「そんなに何個もスキルを極められない」と不安になる必要はありません。
むしろ逆です。
単一スキルだけで勝負するなら、誰にも負けない突出したレベル(たとえば100点満点中95点)が求められます。
しかし複数スキルの掛け算で戦うなら、一つひとつはそこまで極める必要がありません。
たとえば、
英語力:80点
翻訳スキル:75点
専門知識:70点
この程度の組み合わせでも、十分に「希少な人材」として勝負できます。
なぜなら、この掛け合わせを持つライバルがそもそも少ないからです。
アイドルに学ぶ「オンリーワン戦略」
これは翻訳業界に限った話ではありません。
たとえば歌手の世界で考えてみましょう。
ルックスが平凡でダンスも苦手な歌手は、歌唱力一本で勝負するしかなく、そのぶん圧倒的な歌唱力が求められます。
一方で、ルックスがそこそこ良く、ダンスも人並みにできれば、歌唱力が多少劣っていても十分に人気を獲得できます。
まさにアイドルという存在が、この「掛け算戦略」を体現しています。
まとめ:一点突破より「掛け算」で勝負しよう
一つのスキルだけで頂点を目指すのは、想像以上に険しい道のりです。
しかし、複数のスキルを掛け合わせれば、ライバルの数は劇的に減り、「オンリーワン」の存在に近づくことができます。
「一つのことを極めるのが難しい」と感じているなら、無理に一点突破を狙うのではなく、自分が持っている複数のスキルを掛け合わせる発想に切り替えてみてください。
それが、希少な人材への近道です。