英語の勉強を始めると、覚えておくべき英単語や表現の多さに圧倒されることがありますよね。
「語彙力を増やすために、とにかくノートに書いて覚えよう!」とがんばっていませんか?
実は、子どもの頃に慣れ親しんだ「手で書いて覚える」という学習法は、大人の英語学習においては効率を下げてしまう原因になります。
今回は、「なぜ書いて覚えるのが効率的でないのか」「大人に最適な英単語の覚え方とは何か」について解説します。
1. 「書いて覚える」は本当におすすめ?学習の本質を見直そう
以前、私が英語講師として中学生に指導していたとき、「このページの単語を覚えてきてね」と伝えると、「何回書いたらいいですか?」と質問されたことがあります。
小学校の漢字ドリルなどの影響で、「ノートに3回書けば提出できる=終わり」という意識が残っているのかもしれません。
しかし、勉強の本質は「〇回書くこと」ではなく「全部覚えること」ですよね。
記憶力には個人差があります。
1回も書かずに覚えられるなら書く必要はありませんし、苦手な単語なら10回以上書く必要があるかもしれません。
回数を消化することを目的にしてしまうと、本来の「記憶に定着させる」という目的から外れてしまいます。
2. なぜ大人の学習者にとって「書く暗記」は効率が悪いのか
大人の英語学習において、手でノートに書く方法は「かなり効率が悪い」と言わざるを得ません。
その理由は大きく分けて3つあります。
- 反復できる回数が圧倒的に少ない:ノートに1回英単語を書く時間があれば、声に出したり音声を聞いたりすることで5回〜6回は同じ単語に触れることができます。
- 実務ではスペルの優先度が低い:仕事などで英文を書く際には、パソコンの文章校正機能やスペルチェッカーが間違いを指摘してくれます。そのため、スペルを完璧に覚えることより、意味や文脈、音を理解していることの方がはるかに重要です。
- 学習速度が落ちる:書く作業は時間がかかるため、「勉強した気」にはなりますが、進みが遅く途中で挫折しやすくなります。
もちろん「絶対に書いてはダメ」というわけではありません。
書いて覚える方が視覚・触覚的に定着しやすいタイプの人もいます。
しかし、「書くことに時間を使いすぎない」ことが大切です。
3. 挫折を防ぐ!おすすめの英単語暗記法
語彙力は武器ではありますが、単語を覚えるのに時間をかけすぎるのはもったいないことです。
書いて覚える代わりに、以下の方法を試してみましょう。
① 音声を聞いて、自分でも声に出す(音読)
正しい発音と一緒に単語を覚えることで、脳に強い刺激を与えることができます。1回書く時間に、何度も発音することができます。
② 例文や文脈と一緒に覚える
単語単体の意味ではなく「どのような文脈で使われるか」が重要です。単語帳の例文を丸ごと声に出して読むのが効果的です。
③ 短時間で「浅く何度も」触れる
じっくり1回書くよりも、何度もその単語を目にする方が記憶に定着しやすくなります。隙間時間を使ってアプリや単語帳をパラパラと見直す回数を増やしましょう。
まとめ:昔ながらの勉強法を脱却して学習速度をアップしよう
子どもの頃に教わった「書いて覚える方法」は、大人の英語学習においては足を引っ張ってしまうことがあります。
効率よく語彙力を伸ばしたい人には、「音読」や「反復回数」を意識して練習するのがおすすめです。
昔ながらの勉強法にこだわりすぎず、ぜひ自分に合った効率的な学習アプローチを取り入れてみてくださいね。