「英語を話せるようになりたい!」
「教材も用意して、時間も確保した!」
それなのに、なぜかやる気が湧いてこない…。
そんな場面に直面したこと、ありませんか?
そういった状態を避けて、意欲的に学習を進めるには、目標設定がとても重要なんです。
ここでいう目標は、単に「TOEICで700点を目指す」や「英会話ができるようになる」といった表面的なものだけではありません。
4つの視点から目標を考えることで、モチベーションが高まり、無理なく行動できるようになります。
やる気を引き出す4つの視点
その4つの視点とは次のとおりです。
・有形自己
・無形自己
・有形他者
・無形他者
それぞれの意味を見ていきましょう。
有形自己は、目標を達成したことで自分が得られる「具体的なモノ」のこと。
たとえば「TOEIC700点を取る」ことによって、「転職のチャンスが広がる」など、実際に手に入る成果がこれにあたります。
無形自己は、目に見えないけれど、達成によって得られる内面的な変化です。
「英語が話せるようになったことで自信がついた」
「自分の努力が報われたと実感できる」などがその例です。
有形他者とは、自分の行動が周囲の誰かに与える、目に見えるプラスの影響を指します。
たとえば「子どもに英語を教えることができ、子どもの英語力が伸びる」などがこれに当てはまります。
他者とは、家族でも友人でも、身近な人を想定すると考えやすいです。
無形他者は、周囲の人に与える「目に見えない良い影響」のことです。
「親が頑張っている姿を見て、子どももやる気を持てるようになる」といった効果がこれに含まれます。
これら4つの視点をもとに、目標を達成することで得られるものをできるだけ多くリストアップしてみましょう。
それぞれ10個以上書き出してみるのが理想です。
やる気がでない原因として、「しんどい思いをしてまでやらなきゃいけない理由がない」というモチベーションの欠如があります。
上記のように、目標に対する意味づけを深めることで、「やる気が出ない…」という気持ちから抜け出して、自然と行動に移せるようになりますよ。