「気合いを入れて目標を立てたのに、1週間でやめてしまった…」
そんな経験、思い当たる人も多いのではないでしょうか。
目標を途中で投げ出さないためには、以下の4つの手順を踏むことが大きなカギになります。
- ゴールを明確かつ具体的に設定する
- 達成によって得られることを4方向から整理する
- 目標に向かうための行動を細かく書き出す
- いつ実行するか、時間を決めておく
では、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1. ゴールははっきりと具体的に決める
あいまいな目標よりも、細かく内容を決めた方が達成しやすくなります。
たとえば「英語を話せるようになる」という目標は、少しぼんやりしています。
代わりに、
「海外旅行を自由に楽しめる程度の英語力を身につける」
「TOEICで700点を目指す」
「外国人のママ友と育児の話ができるようになる」
「仕事で海外の取引先と会話できるようにする」
といったように、イメージしやすく具体的な内容にすると行動にもつながりやすくなります。
2. 達成したことで得られることを4つの視点から考える
次に、目標を達成することで得られることを、次の4つの切り口から整理してみます。
1. 目に見える「自分のメリット」
たとえばTOEICの点数アップで転職し、収入が増える など
2. 形では見えない「自分の感情的な報酬」
例:英語が話せるようになり自信がつく、仕事がより充実する など
3. 目に見える「家族や他人のメリット」
例:家族にプレゼントができる、子どもの習い事の費用を出せる など
4. 目に見えない「他人の喜び」
たとえば、パートナーが喜んでくれる、家族に安心感を与えられる など
このように多方面から考えることで、「自分だけでなく周囲のためにも頑張ろう」と思えるようになり、行動の原動力になります。
3. 実現のためのステップを細かく書き出す
次は、目標にたどり着くために必要な行動をリスト化してみましょう。
たとえばこんな感じです。
- ○月×日:本屋でTOEICの問題集を購入
- ○月×日:10ページまで取り組む
- ○月×日:20ページまで進める
- ○月×日:模擬テストを受ける
- ○月×日:本番試験を受ける
行動をひとつずつ小さく分けることで、無理なく進めやすくなります。
4. 実行する「時間帯」を決めておく
ステップが決まったら、次は「その行動をいつやるか」をスケジュールに組み込みましょう。
「時間があるときにやろう」というのは、実はかなりの確率で失敗するパターンです。
あらかじめ時間をブロックしておくのがコツです。
たとえば、
「毎朝6時から1時間は勉強する」
「夕食後に30分だけ英語の音声を聞く」
といったように、行動の時間帯を固定するだけで実行率はぐっと上がります。
この4つのステップをしっかり押さえておけば、あとは行動するだけ。
途中で気持ちが折れることなく、目標に近づいていけるはずです。