自己啓発

自己肯定感を育てる「ホメホメワーク」って知ってますか?

自己肯定感を高める方法と書かれたアイキャッチ画像

「ホメホメワーク?それって何?」と、最初に聞いたときは私も同じように思いました。

ちょっと可愛い響きだけど、なんだか軽そうな印象もありますよね。

でも実際は、その名の通り「自分を褒める」習慣のことなんです。

ホメホメワークのやり方

このワークのやり方はとてもシンプルで、次のようなルールに沿って進めていきます。

まず、毎日その日の中で自分がした良い行動を3つノートに書き出します。

思い浮かべるだけではダメで、必ず文字にするのがポイントです。

そして、一度書いたことは二度と書いてはいけません

同じ行動は使い回しNGなんです。

これを1か月間、毎日続けていくというのが基本の流れになります。

一見簡単に感じますが、実際にやってみると意外と難しいものです。

「今日は何か良いことをしたっけ?」と考えても、なかなか思い浮かばなかったりします。

とはいえ、どんなに小さなことでも構わないので、ひとつひとつひねり出して書いてみましょう

たとえば、「問い合わせメールに丁寧に返信した」「デスクの上を少しだけ片付けた」「同僚に前向きなフィードバックを伝えた」といった些細なことでも大丈夫です。

こうやって積み重ねていくと、自分にも良い面がちゃんとあると実感できるようになります。

同じことは繰り返し書けないので、毎日新しい自分の良さを探すことになります。

それが、このワークの奥深いところでもあるんですね。

この習慣の目的は、ずばり「自己肯定感を高めること」。

自己肯定感とは、自分自身を大切な存在だと感じられる感覚のことです。

つまり、「自分には価値がある」と自然に思えるようになるための心の土台ですね。

実は、日本人はこの自己肯定感が他の国の人たちに比べて低い傾向があると言われています。

内閣府の調査(平成26年版 子ども・若者白書)でもその傾向が示されています。

思い当たる方も多いかもしれませんが、私たちは小さい頃から減点方式で評価されることが多く、褒められる経験が少ないまま育ってきた人が多いんです。

注意されたり欠点を指摘されたりするばかりでは、どうしても自信は育ちにくいですよね。

だからこそ、自分で自分を認める習慣が大事なんです。

誰かに褒めてもらうのを待つよりも、自分で自分を認めてあげる方が、ずっと確実で早い方法なんですよ。

たとえば「今日もよく頑張ったな、自分」と声に出してみるだけでも気分が変わります。

そして、1か月間このホメホメワークを続けたら、次のステップに進みます。

ホメホメワーク、第二のステップ

今度は、自分以外の人をホメホメしていくんです。

特におすすめなのが、お子さんへのホメホメ。

私の知人は、中学生の息子さんと一緒にこのワークを始めたところ、それまであまり話をしてくれなかった息子さんが、笑顔で声をかけてくれるようになったと言っていました。

もしお子さんがいるなら、ぜひ意識して褒めてあげてみてください。

普段なかなか口にできていない方こそ、効果を感じやすいかもしれません。

ホメホメワークは、簡単なようでいて深い力を持った習慣です。

毎日少しずつ、自分や身近な人を認めていくことが、心の土台を整える第一歩になります。あなたも今日から始めてみませんか?

-自己啓発