以前の記事「忙しい中でも学習時間を確保するには?」では、勉強時間をつくるための方法として、以下のアドバイスをしました。
・空いた時間を見つけて勉強するのではなく、最初から勉強する時間を予定に入れておく
この方法を取り入れるだけでも、どれだけ忙しくても1日1時間くらいなら確保できる可能性があります。
「いや、自分の忙しさは尋常じゃないんです」と感じる方もいるかもしれません。
でも、そういう人ほど、自分の時間の使い方を見直してみると良いでしょう。
朝から夜までの行動を5分単位で書き出してみると、意外とムダな時間が見つかるものです。
たとえば、以前Zoomで話した翻訳講座の受講生の方は、それまでは朝6時半に起きていたのを、講座が始まってからは5時半に変更したそうです。
本当にやると決めた人は、限られた時間の中でもちゃんと行動しているんですよね。
とはいえ、時間をつくるだけでは不十分です。
大切なのは、それを継続できるかどうか。
そのためには、最初の目標を「びっくりするほど簡単なこと」にしてみてください。
たとえば、「1日に単語を1つだけ覚える」といったシンプルな内容でも構いません。
そして、それを毎日欠かさずやってみること。
そうすることで、「自分でも続けられる」という実感が湧いてきて、少しずつやれることが増えていきます。
毎日続けられたら、カレンダーにチェックを入れてみてください。
それを目にすることで達成感が得られ、習慣として根付きやすくなります。
やがて、「1つだけじゃ物足りないな」と感じるようになってきたら、自然と2つ、3つと増やせばいいのです。
無理のない範囲でこれを続けていけば、しばらくすると1日30分、1日1時間と勉強に時間を割くことが苦になくできるようになってきます。